部活を辞めたいと思った君に読んでほしい!実際に部活を辞めた私の体験談

 

       

 

この記事を読んでいるあなたは、もう部活に行きたくないと思っていることでしょう。私自身も、中学生の頃は部活動に行きたくなくて仕方がありませんでした。

それで、私は結果的に部活を辞めました。しかしそれまでに、いろいろな葛藤や思いがあったことも事実です。

今回は、部活を辞めたいと思ったあなたが部活を続けるかやめるかを決める判断材料として、私の体験談を参考にしてほしいと思いこの記事を書きました。

 

部活を辞めたいと思った理由

私が部活動を辞めたいと思ったのは、単に練習が多すぎるからです。甘えてんじゃねえと思うかもしれませんが、私の入っていた部活は吹奏楽部で結構練習時間が多い部活でした。

夏休みになるとほぼ毎日部活がありますし、大会が近くなってくると8時半から16時くらいまでの一日練習があることもしばしばでした。私は当時、音楽が好きでしたし、今も好きなのですが、正直言って強制されてまでやりたくないと思っていました。

とは言え、全国大会にも数年に一度出場するくらいのまあまあ強い吹奏楽部だったので、練習量はそれなりにあるわけですね。ただそこまで一生懸命やらなくても…。という自分の思いと実際の練習量が乖離していたのが一番の理由かなと思います。これ以上やっても、全然楽しくないという気持ちがありましたからね。

 

本当に部活を辞めていいのか?

ただ、すぐに部活をやめようと即決できたわけではありません。嫌だなと思いつつも、しばらくは続けていたので、最初は口だけというやつでした。

なので、本格的に部活を辞める相談を誰かにしていたわけではありません。しかし、そんな生活を続けるうちにだんだんと「もう部活を辞めたいな」という思いが日に日に増しているのは感じていました。

 

そこで一番思ったことは「部活を辞めて後悔しないんだろうか?」ということです。よく辞めてから後悔する人がいるという話も聞いていたので、辞めたことでやっぱりやめなきゃ良かったって思ったらどうしよう?と不安になっていました。

でも正直言って、こればっかりはいくら考えてみても、結局やめてみるまでは分からないとしか言いようがないんですね。私は何度も何度も、本当にやめてもいいのか?本当に後悔しないのか?と自分に問いかけました。

でもそれでももうやりたくない、部活を続けたくないという思いがあったので、迷いもそのまま部活を辞めました。結果的には、正直言って辞めたことに後悔はしていません。

あれから随分時間が経ちましたが、あのまま続けていたらどうなったんだろう?くらいの気持ちはありますが、あの続けていったらストレスでどうにかなっていたかもしれないな。とも思います。

もちろん楽しく部活動をやっている人にとっては、長時間の練習なんて屁でもないと思います。でもやっぱり嫌々やっている、やらされているという感覚がある人間にとっては、それはストレスになってしまうんですよね。

まあ音楽が好きとは言っても、私は楽器の演奏よりも音楽を聴いたり、歌ったりする方が好きだったのでちょっと系統が違っていたというのもあったと思います。部活をやめたあとも、1〜2年はよく夢の中でまだ部活動やってて、起きて「ああ、夢でよかった」と思ったこと何度もありましたから。最近はさすがにあんまりないですけど、ほんとたまにそういうこともあります。

 

部活を辞めるまでにやったこと

ただ部活を辞めると言っても、「辞めたいー!」と言うだけでやめれるわけではありませんよね。なので、どうやって私は部活をやめたのかということも紹介しようと思います。まず私は、先生に部活を辞めたいという意思を伝えました。

どういう理由でやめたいかということを聞かれたと思うのですが、もう音楽をやっていて楽しくないみたいなことを言ったと思います。それで、先生としばらく話しあったのですが、結果から言うと直ぐには辞められませんでした。

 

なぜなら、一ヶ月くらい先にアンサンブルコンテストっていう大会があったからです。これは、5人ぐらいで演奏する小規模編成の大会みたいな感じなんですけど、どう見てもチーム戦ですよね。ということで、一人抜けると困るんですよ。

だって自分が抜けた分、誰がやるんだって話になりますから。だからそのアンコンが終わるまでは、やめないで欲しいということでそのときは話が終わりました。私も確かにアンコン前にやめてしまうと、ほかの部員から何を言われるかわかったもんじゃないということで一応辞めるのは先延ばしにしました。

 

ただ、大会っていうことは勝ち残って行けば、ますますやめれなくなっちゃうんですね。アンコンだとまず、地区大会っていうのがあります。それで地区大会の次は県大会です。そしてそれに勝つと、支部大会になります。そして最後に全国大会というわけですね。

勝てば勝つほど、辞めるまでの時間が長くなるという何とも言えない状況でした。結果的に、私はそのアンサンブルコンテストが終わってから部活をやめました。その前には、部活動でよく一緒にいた子や後輩にやめるからということを説明しました。

さすがに何も言わずに辞めるのはやばいですからね。後輩には迷惑が全くかからないかと言われれば、違いますし。それから、先生に退部届をもらいに行きました。退部届をもらいに職員室に入るのに緊張したことを今でも覚えています。

 

そして、次の日くらいに退部届を書いて先生に出しに来ました。その時も、先生と一時間ぐらい面談して「本当にやめるの?」という話をしました。けどやっぱり辞めたかったですし「友達にも本当にやめちゃうの?」と聞かれましたが、やめるって言いましたね。

それでその退部届を受け取ってもらって、やっとこさ部活を辞めました。辞めるって言い出してから3〜4ヶ月経ってやっと辞められましたね。

 

部活を辞めた感想

先ほども言いましたが、私は部活をやめて後悔はしていません。ただあの時まだ続けてたらどうなったんだろう?とたまに思うくらいです。でも、自分がもし中学生の頃にタイムスリップしたとして、もう一回部活をやるか?と言われるとやらないんじゃないかなと思います。

だってやめてから1〜2年も夢に出てきたくらいですから、結構ストレスが溜まってたの間違いないと思うんですよね。ただ、部活をやめたばっかりの時とそれからずいぶん時間が経って今思うことは少しだけ違いますね。

 

やめたばっかりの中学生のときは「ああ辞めて良かった!」って心底安心してスカッとしました。その気持ちは、高校生の時ぐらいまでは続いてましたね。けどそれ以降は、さっき言ったみたいに「あの時辞めなかったらどうなってたんだろう?」って思うようになったってことですね。

中学高校時代はそんなことまったくもって考えなかったし、やめてよかったとしか思いませんでした。でも今は、あの時まだ続けてたら今の自分とはまた違う自分になっていたのかな?と思うことがあるんです。

それが後悔しているのかと言われたら、そうではないと思いますけど、ちょっとだけモヤモヤします。しかし、さっき言ったように私が今中学生の頃にタイムスリップしても、部活はやりたくないので結局部活をやめるっていうイベントは、私の人生何回やり直しても発生するものなのかもしれません。

だから、まあやめてよかったんじゃないかなと今も思います。それに、辞めなかったらストレスで精神的にけっこうやばかったんじゃないかなとも思いますからね。

続けていたらどうなったんだろうという妄想はしますが、嫌々続けてストレスで苦しくなっていた可能性を考えると、過去の自分に部活をつづけろなんてとても言えたもんじゃありませんよ。

それに、どう逆立ちしたって過去には戻れないんだから、これでよかったと言えばよかったのかもしれないですね。私が、今更になって「あのとき、部活を辞めなかったらどうなっていたんだろう?」と思うのは、きっとその選択をした自分自身を見てみたいからだと思うんですよね。

今とどんなふうに違うのか、その選択が人生にどれくらい大きな影響を及ぼしたのか、そういうことを知りたいっていう思いがあるからだと考えています。ただの興味本位といえば、それまでですね。

 

あなたへ

あなたも部活を辞めたいと思うのであれば、本当にやめて自分は後悔しないんだろうか?ということを聴いてみてください。それで後悔しないと思うのであれば、やめたっていいんじゃないかなって思います。

ただここで注意して欲しいのは、部活をやめたって後悔しないと思ってやめたとしても、絶対にあなたが後悔しないとは言い切れないことです。私はたまたま、やめてから爽快感ばかりでまったくもって後悔がありませんでした。

しかし、やっぱりやめなければ良かったと思っている人が存在するのも事実です。知恵袋なんかで検索してみてください。部活をやめて後悔したっていう人の話やっぱりありますよ。だから、正直言って辞めて見ないとあなたがその選択を後悔するか、後悔しないかは分かりません。

予想することはできますが、絶対に後悔するとか絶対に後悔しないとか決め付けることはできないんです。くどい様ですが、だからこそ、本当に部活を辞めて後悔しないのか?と自分に何度でも聴いてほしいと思うんです。

もちろん私だって、部活を辞める前はとんでもなく不安でした。こんなこと言って、やっぱりやめなきゃよかったなんて思ったらどうしようで何回も何回も考えました。そんぐらい考えて、不安で不安で、それでも辞めたいって思ったから退部届けだしたんでしょうね。

その結果が功を成したのか、全然後悔しないという結果になったのかもしれません。最後に言いたいのは、人間誰しもいろんなことで悩んだり後悔したりするってことです。そして、そういう時に、必要以上に自分を責めなくてもいいよってことです。

まず大前提ですが「部活を曖昧な理由で辞めたいと思うなんてなんてダメな奴なんだ!」とか思う必要全然ありません。それに部活を辞めてしまって、仮に後悔してしまったとしても「なんて自分は、後先をちゃんと考えず行動する馬鹿な奴なんだ!」とそんな自分を罵る必要もないということです。

 

人間後悔することは絶対にあります。私も最近後悔したことありますから。今のあなたはとても大変だし、すっごく部活を辞めるかどうかで悩んでいますよね。その不安は、私も味わったことがあるものですからよくわかります。でも不安になるのって普通なんですよ、そういうときは。だから大丈夫です。

 

辞めてしばらく経って振り返ってみれば、あの時はよくやってたな。もうあんなことやらなくていいなんて私はなんて幸せなんだ!って思えるようになります。別に全部が全部いい思い出にならないけど、あの時は大変だったけど、よくやったよ!と自分をいたわれるようにはいつかなると思うんですね。

現に私は、昔の私が良くやっていたってすごく思います。だから今は大変だと思うけど、自分なりに辞めたいのか続けたいのかということをもう一度よく考えてみてください。その上で出した結論なら、辞めるにしろ辞めないにしろ、その選択はきっとその時の最善の選択です。この体験談があなたの参考になれば幸いです。