絶対音感を持ってる人がうらやましくて仕方がない!という私の話
昔から絶対音感欲しいなーと良く思っていました。
でも、絶対音感は小さいころじゃないと身につかないということを調べて知り、悲しくなって何年経ったことやら。
それでも、もしかしたらいつかつくんじゃね?
とか、淡い夢を見た日々もありました。
そんな私が絶対音感のここがうらやましい!
と漠然と思っていることを語っていこうかなと思います。
耳コピが簡単にできるから
私は、お話した通り絶対音感はありませんし相対音感もまあまあしかないと思われます。
5年以上ピアノもやっているし、吹奏楽部に入っていたのに…。
そんなわけで、耳コピというものがまずできないんですよ!
耳コピしたい曲があっても、まずそれがどの音から始まっているのか全然分からないので、鍵盤を一つ一つ押して
あれでもない、これでもない…。
とか言いながら、間違いまくって音を探す始末。
それでやっと最初の音が分かっても、次の音もよくわからん!
そんなこんなで、耳コピなんか一生無理だわ…。
と、撃沈しているときに
私にも絶対音感があればなあ。
とか思っちゃうんですよね。
耳コピに関しては、相対音感でもいいとのことなので、これから相対音感を鍛えるのが一番現実的な耳コピ実践方法になってきそうです。
ゆゆうたさんとかも、耳コピめっちゃうまいですけど彼は絶対音感もっていないですし。
でも、歌は得意で上手いねって言ってもらえるので、音感がないわけじゃないんだろうけど…。
歌の音程は覚えられるけど、それを音階にはどうやっても直せないんだよおおおおお!
チューニングがすぐにできるから
はい、私は音程が低くても高くても正直言ってよくわかりません。
そりゃあね、半音くらいズレてたらさすがに分かりますよ。
でも、大体は分からないんですよねーー。
例えばピアノとギターで音出しして、二つの楽器の音程がズレてたら、びよんびよんびよんって、なんか変な音がするじゃないですか。
それで、おー、ずれてるな。
ってことはわかるんですけど、ズレてる音が低いんだが高いんだがその判別が難しいんです。
だから、吹奏楽部に入っていた学生時代も私はチューナーとお友達でした。
音高くない?
とか、音感のある人に言われては
なにいっとんじゃい!
と理解不能でした。
昨日もギターのチューニングしていたんですけど、チューナーの調子が悪いのでピアノでチューニングしたんですね。
そしたら、ギターの音がピアノの音と比べて高いんだか低いんだか分かんないんですよ。
だから、ペグをあっちに回してみたりこっちに回してみたり…。
私に絶対音感があったら、こんなことしなくてもいいんじゃね?
と思った次第でございます。
特別感があるから
私は、ちょっと中二病を中学生の時にこじらせてしまって、それ以降特別なことに対するあこがれが人一倍強いのだと思います。
だって、中学生の頃とか両利きになることに夢見てめっちゃ練習したことがありますしね。
(おかげで、左手で字を書いたり箸をもったりすることが出来るようにはなりましたけど…。)
そんな私が、絶対音感とか聞いたらどうなると思いますか?
かっけえええええ!
ってなるにきまってるじゃないですか!
それで、中学生の頃には吹奏楽部に入ってましたから音楽といっぱい関わる時間がありましたし、絶対音感にあこがれるのは必然だったというワケです。
でも、ここで冒頭に言ったように絶対音感は幼少期にしか身につかないことを知ってしまいます。
それで、悲しい気持ちになりましたが、いつか身につくかもと夢見た中学時代でした。
ただ、私が中学時代やいまだに少し絶対音感にあこがれる原因として
「大人になってからじゃ身につかないと言われているものだから」
ということも関係していると思います。
だって、努力すれば大人になってからでも身につくよ。
っていうのと
努力しても、大人になってからじゃもう逆立ちしても身につかないよ。
と言われるの、どっちが特別感ありますか?
どう考えても後者でしょ!
ということで、いまだに中二病から完全に抜け出せていない私はたまに絶対音感があったらなー。
と思うことを辞められないのでした。
作曲がはかどりそうだから
これも、絶対音感があったらいいなーと思う理由の一つです。
私はニコニコモンズとか、オーディオストックでも少しだけ作曲した曲をアップしているんですけど作曲するときに絶対音感欲しい―。
と思うことは何回もありました。
これは、さっきの耳コピの話と同じなんですけど私は作曲するときは、自分で鼻歌を歌ってそれを基盤として作曲するんです。
でもですよ。
音感がないので自分の歌った鼻歌のメロディを聴いても、それがドレミファソラシドのどれに当てはまるのかわかんないんですね。
そして音階を探す旅に出かけます。
鼻歌はメロディーしかもちろん考えていませんが、そのメロディを音階に直す作業に時間がかかって仕方ありません。
これで毎回のごとく疲れて、私にも絶対音感があればって思っちゃうんですよね。
自分で作って歌った曲なのに、音階がわからないってなんでやねん…。
まあ結局はないものねだりというか。
ないものはないんだし、もう今更どう頑張ったって身につくものじゃないんだ。
だからそれを認めればいいんですけど、なかなかそれは出来ないんですよね。
原キーが分かるから
これはあまりにも馬鹿みたいに聞きまくった曲だったら、分かるときもあるんですけど大体は原キーがどれかわかんないですね。
だから風呂の中とかで、一人で歌っていたらなんか歌いにくいな。
この歌こんなに高音出さなきゃいけなかったっけ?
と音の違いというよりは、喉がその歌を歌っていてどれくらい疲れるかによって
多分これ原キーじゃないな
ということにやっと気付くというのが私のあるあるです。
なので一人で何回もいろんなキーを試しては、あれでもないこれでもないといっています。
そんな私は、中学生の頃に学校でピアノを弾いている人がいたときに
あの演奏原キーと違ってて気持ち悪いわ。
私と同じ吹奏楽部の子が言っていたの今でも覚えています。
えあれキー違ったんだ。
とそれを言われて初めて気付きました。
その曲は何かのアニソンで、私自身も聞いたことがある曲だったんですがキーが違っていることなんか勿論わかりましぇーん!
だからすげえ!!
と思ったのと同時に
あれって気持ち悪く感じるのか…。
凄い不思議な感覚を覚えました。
私にとってみたら全然気にならないし、むしろ見ていたアニメの音楽が流れてきてちょっと嬉しいなあぐらいの気分だったのに。
それがまさかのキーずれていて気持ち悪いとは。
もしかして、私が鼻歌とか歌ってたらキーがずれて気持ち悪いと思われてんのかと?
ちょっとだけ不安になったのでした。
単純に世界の音がどんなふうに聞こえているのか気になる
最後に絶対音感が欲しいと思う理由として挙げるのは、絶対音感持つ人たちが世界の音をどんなふうに認識しているのかが単純に気になるからです。
だって自分には、救急車の音はピーポーピーポーとしか聞こえないし、踏切の音もカンカンカンカンとしか聞こえません。
というか、これも無理やり聞こえてきた音を言葉に直してるだけで、普段音楽を聞いている時は歌詞がない部分だったら、言葉としてなんて聞こえませんよ。
なんて言うのかな…。
例えば、歌の間奏部分とか、言葉のない楽器だけの音楽とか、その音程を真似して歌うことはできるけれどその音楽を言葉にすることはできません。
それなのに、全部ドレミファソラシドで聞こえるって私にはありえない感覚です。
カフェやその辺のショッピングモールとかでもういろんなビージーエムが流れていますが、私にはどう頑張ったって音階としては聞こえないんです。
だけど、それが聞こえるっていったいどういう感じなんだろうって普通に気になります。
あとどこまでの音を音階として捉えられるのかなっていうのも気になりますね。
メトロノームのカチカチという音とか、ドアが閉まった音とか、鳥の鳴き声なんかドレミで聞こえるってどんな感じだろう?
カラスの鳴き声とかトンビのピーヒョロロって鳴き声も音階で聞こえてるよね?(多分)
じゃあ、蜂の羽音は?小鳥のさえずりは?
興味が尽きませんね。
だから、面白い世界だなというふうに結構気になっています。
しかもそれが当たり前で意識せずに出来るんだから、自分とは全く違う世界だなぁって再三思います。
一回体験してみたいなあっていうふうには思いますけど、私の人生では体験できないんだなと思うとちょっと残念ですね。
まとめ
絶対音感が無い人がこの記事を読んだら、私と同じようなことを思っていてこの記事に共感してくれた人もいるんじゃないでしょうか。
反対に絶対音感を持っている人が読んでいたら、絶対音感を持って居ない人が、絶対音感をどういうふうに思っているのかっていうことをリアルに知ることができたんじゃないでしょうか。
(あくまでも一個人の意見ですが)
もしかしたら、私は絶対音感のメリットばかり見ていて、絶対音感のある人からしたら結構デメリットもあるんだよ!
っていうふうに思うこともあるのかもしれません。
でもそれも私にはわからないので、ただただ羨ましいなあっていうふうにまあ日常的に思っている限りでございます。
想像できるデメリットとしたら、絶対音感のない私だったら別に原キーとズレていてもそんなに気になりませんが、絶対音感持っていたら、キーがずれている音楽を聴くだけで気持ち悪くなってしまうとか…。
そういうところでストレスを抱える人も居るのかなと思います。
もしかしてカラオケとか行ったら、気持ち悪くなっちゃうんでしょうか?
あとは、絶対音感があると言ったら、机とか叩いて
これ何の音?
とかしつこく聞かれることとかありそうなんで、それをウザイって感じている人もいるかもしれませんね。
とは言え、私はやっぱりないものねだりをすごくやってしまう人間です。
だから、そんなデメリットがあっても絶対音感欲しかったなーと今でも思うのでした。